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もも組(0歳児)
お母さんのお腹の中で、生まれてくる準備をしてきた赤ちゃん。いよいよこの世に生を受けることとなります。誕生してからの一年間は、一生のなかで体も心も大きく成長していきます。保育園では、赤ちゃんの発達を保障するために「食べる・遊ぶ・寝る」の整った生活リズムを大事にしています。家庭と園とが連携をとりつつ、24時間サイクルで赤ちゃんの生活を考え、見守っていきます。
またこの時期は、大人との信頼関係(愛着形成)を築きながら、一人一人に合わせた欲求を満たし、赤ちゃんが快適に過ごせるようにします。目と目を合わせて関わり、笑いと笑顔を引き出しながら、コミュニケーションの土台を築いていきます。
一対一の愛着関係がしっかりとした赤ちゃんは、自ら新しい環境に興味(自分以外の人間や自然)をもち、次のステップに移ります。保育園内は赤ちゃんの探索は自由です。自ら興味あるものに向かい、見たり・触れたりすることを大事にしています。保育者は赤ちゃんの「自ら」を保障し、赤ちゃんの意欲を育てていきます。
すみれ組(1歳児)
二足歩行が確立し、自由に動けるようになると、ますます世界が広がっていきます。
保育園では、よく動き、よく食べて、よく寝るという人間生活の基本をしっかりつくっていきます。この時期は、周りを見て模倣するなかで、様々なことを学習する大切なときです。
良いことも、悪いことも模倣しますので、良いこと、悪いことをしっかり伝えていきます。また、1歳半くらいから「イヤ」という言葉を獲得し、自我が芽生える頃になります。「自分で決める。大人の思い通りにはならない」という思いを受け止め、共感していくことで、自我の芽生えを大切にします。
ちゅうりっぷ組(2歳児)
子どもの言葉は飛躍的に拡大し、3語文や多語文を話すようになります。言葉を使ったコミュニケーションが楽しく、質問魔になることもしばしば。
この時期は「褒める」ことで自信をつけていきますので、保育園ではいっぱい褒めて、「これしたい!」「もっとしたい!」と意欲をのばしていきます。
集団の中で自我をしっかりだすことも大切です。自我がぶつかり、喧嘩になることもありますが、大人は見守り、自分の思いをしっかり出すことが大事です。
身の回りのことは、何でも自分でできるようになります。子どものやりたい気持ちを大切に、「自分でできた!」をたくさん経験することで、達成感を感じられる生活をしていきます。
たんぽぽ組(3歳児)
一生のうちに一番動き回る時期といわれています。保育園では、心も体も止まらない生活を心がけています。土ふまずもでき、長く歩くことができます。手先も器用になってきて、じゃんけんなんかもできるようになってきます。
この時期は、自我が拡大し自律性が育ってきます。言葉は達者になるのに、言い訳したりと難しくなったように思いますが、「もう一人前だから自分でできる」と強く主張したりして、「反抗期」とも言われています。保育園では、子どもの思いを受け止め、なるべく見守る姿勢で子どもにかかわります。大人が手を出しすぎると、子どもが受け身になり、自律心は育ちません。
友だちとの関係も深くなっていきます。今までの平行遊びから、仲間で交わり同じ遊びをするようになります。時には激しくぶつかることもありますが、ケンカの経験が自己抑制を育てていくので、保育園では大人はそっと見守り、必要なときに話し合いに入っていきます。
さくら組(4歳児)
更に関係が深まった仲間と共に世界を広げ、年長への憧れを膨らませていく時期です。「年長さんみたいにしたい!」と自分たちが年長になることを心待ちにしています。仲間との遊びを通じ、仲間と共感し合い、自分の心をコントロールしようとする自制心も育ってきます。
「やりたい」自分と「できない」自分との葛藤を経験しながら、「やったらできた」ということが自信となり、仲間にも認められながら豊かに生活をすることを楽しんでいきます。
ばら組(5歳児)
基本的な生活習慣が身に付き、今まで積み重ねてきた運動機能は巧みになります。今までの体験から、自信がつき、予想や見通しを立てる力が育ち、心身ともに意欲的になります。憧れた年長になり、子どもたちは自覚と期待に満ち溢れています。
保育園では、今まで蓄えた意欲と自ら向う姿勢を大切に、新しい課題を設定しながら一年間を過ごします。課題に挑戦し、やりきっていくことで、充実感や達成感を味わい、就学に向けて更なる自信をつけていきます。
また、合宿や農業体験、調理体験などの体験的保育を充実させています。この時期の体験は、一生の宝となるでしょう。
たくましい体、相手を思いやる優しい心、何事にも挑戦する意欲と情熱、話を集中して聴ける力、好き嫌いなく何でも食べる力など、就学前に付けておきたい力を花開かせて、年長は卒園を迎えます。

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